子どもと一緒に学びましょう No.47 渋柿 たとえ話 一

むかしから、お釈迦さまをはじめとする仏教のお坊さんたちは、いろんなたとえ話をもって仏さまのことを説明してきました。仏さまのことを説明をするのは、実はとってもむずかしいから、わかりやすく何かに例えて説明してくれています。

そのたとえ話を紹介するね。今回は渋柿のたとえです。
みんなは、柿の木に実がなっている様子を見たことがあるよね。それを、いろんな鳥さんがやってきて、おいしそうについばんでいるのも見たかもしれないね。
その柿には、甘い柿と、渋い柿の二種類あるのを知ってる?

甘い柿はとってもおいしいけれど、この渋い柿をたべてしまうと、口の中がとっても気持ち悪くなってしまいます。

この渋い柿をお坊さんは、悪い人、いやな人に例えるんだ。
悪い人、いやな人といっしょにいるのって気持ち悪いからね。

でもね、この渋い柿も人がお世話をして、お日さまの下で二週間くらい干していると、渋いはずの柿がとっても甘い柿に変わります。不思議だね。あれほど、渋かった柿が甘い干し柿に変わるんだもの。

それと同じように、悪い人、いやな人も、仏さまの光をたくさんいただくと、とっても優しい人に変わります。
悪い人、いやな人だけでなく、自分の中にある悪い心、例えば、ウソをついたり、人をたたいたり、ものをとったり、悪口をいったり、そういう悪い心(渋い味)も、仏さまの光をいただくと、優しい心(甘い味)に変えてくれます。

仏さま、どうか私にも光を。

南無阿弥陀仏