子どもと一緒に学びましょう No.46 壺の教訓

ある大学でこんな授業がありました。 
「クイズの時間だ」先生はそう言って、大きな壺を教壇におきました。
その壺に、先生は一つ一つ岩を入れました。壺がいっぱいになるまで岩をつめ、学生にたずねました。
「この壺はいっぱいですか?」
教室中の学生が「はい」と答えました。
「本当に?」そう言いながら先生は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出しました。
そして、それを壺の中に流しこみ、壺をふりながら岩と岩の間に砂利を入れていきました。
そしてもう一度、先生は学生にたずねました。
「この壺は満杯かな?」
学生は答えません。
しかし、一人の学生が「たぶんちがいます」と答えました。
先生は「そうだ」と笑いながら、今度は砂の入ったバケツを取り出しました。
それを岩と砂利の隙間に流し入れたあと、三度目の質問をしました。
「この壺はこれでいっぱいかな?」
学生は声をそろえて「いっぱいではありません」と答えました。
先生は水の入ったバケツを取り出し、壺の中になみなみと注ぎました。

先生は学生に最後の質問をしました。
「私はこの壺によって何を君たちに伝えたいのかわかるかな?」
一人の学生が手をあげました。
「どんなにスケジュールが忙しい時でも、努力すればさらに予定をつめ込むことができ、多くの勉強や仕事をすることができるということですね?」
「そうではない!」と先生はいいました。
「重要なポイントはそこではない。この壺が私達に示してくれるメッセージは、大きな岩を先に入れないかぎり、それをいれる余地がなくなってしまうということなんだ。君たちの人生にとって『大きな岩』とは何だろう?それは、仕事であったり、夢や目標であったり、愛する人であったり、神さま仏さまであったり、家庭であったり……。ここで言う『大きな岩』とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中にしっかりと入れよう! もし君達が小さな砂利や砂や水、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、君達の人生は『重要でない何か』に満たされたものになってしまう。そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。」

君の壺にはどんな『大きな岩』が入っているかな?
もしくは、どんな『大きな岩』を入れる予定かな?