光明主義と今を生きる女性 「図書館に岩波文庫『人生の帰趣』をリクエストしよう」

山本 サチ子

人生の帰趣の出版
 私はこれまで光明会の発展を常に願ってきた。世の人々に、光明主義を理解してもらうにはどうすればよいのか色々考え、知人や友人にもたくさんの話や光明主義に関する本、行事への誘い等で動いてきた。けれども容易なことではない。身内にさえ熱心に念仏の実践をしてもらうことは大変である。しかし、この頃では以前よりも周囲の人が耳を傾けてくれるようになってきた。もう少し力を出して行こう。やっとこちらに目を向けてくれている人が現れたのだから。
 この度の岩波文庫版『人生の帰趣』の発行はいつもとは違った手応えがある。この機会を逃しては山崎弁栄上人を世間に広めることは難しくなる。そのことを考えたらどうしてもこの『人生の帰趣』を世の中に広めたいとの思いは募るばかりである。以前、私は「ひかり誌」七月号に光明会発展への対策事項として、五項目を挙げた。
対策
① 夫々の会所に広報課をおきPR活動をする。
② 次回の行事に備え参加募集策を検討し実行する。
③ 広報課のメンバーのみならず、役員全員が広報の自覚を持つ。
④ 新メンバーが入所した場合の対応策の検討。
⑤ 各会所が本部との連携を諮る。
今、ここで最初にすることは、①の「広報課をおきPR活動をする。」を実践していくことだと思う。幸いなことに、四月に岩波文庫から出版された『人生の帰趣』は、四月から五月にかけて『宗教哲学』の覧での購買ランキングが上位であった。現在では足踏み状態である。ここを何とかしなければならない。購買にも作戦が必要である。
図書館で見つけた本
 私は先日、地元の市立図書館を訪ねた。図書館備え付けのタブレットで『人生の帰趣』と検索してみた。あった。私は思わず心が躍った。「あった、あった、やったあ!」と嬉しくて嬉しくてたまらなかった。「この日をどんなに願っていたことか。この喜べる日がやっときたのだ…」と、喜びを周囲の人々に伝えたい気持ちに駆られた。この時、実は私はすでに『人生の帰趣』を自分の手元に持っていた。だが、図書館で見つけた喜びがあまりにも大きくてこの本を借りることにした。今まで光明主義の本を書店で検索したがどれも直接的な本ではなく、どなたかの紹介で少し載っている本が多かった。「これでは山崎弁栄上人は世の中に広まらない。」と考えていた。ところが直接の文庫本がやっと世間に出た。岩波文庫からである。喜びを実感できた瞬間だった。すぐに係員のところへ行き、貸し出し依頼をお願いした。図書館の貸し出し用のその本は、きちんと透明のカバーでコーティングされており、表紙が美しくしっかりしていた。貸し出しの時に身分証明書が必要であったのだが、男性の係員の方は「次回でいいですよ」と言って下さった。有難かった。「今日は何もかも良い日だなあ!」と思い「南無阿弥陀仏」を称えた。
 自分の本があるにもかかわらず、『人生の帰趣』を図書館で借りた。貸し出すことで係員が『人生の帰趣』を認識してくれるに違いない。
 そう考えて「是非、借りよう!」と思った。世間の人々に少しでも心に留めてほしい。図書館にあることも大事だが誰かがその図書を借りることも大事である。
 男性係員は「この本は難しいですから、期間内に読めない時はお電話をくださいね。貸出期間の延長をいたしますので…」と言って下さった。そこで私は「どのように図書の購入をするのですか? 」と尋ねた。
係員の返事
①『岩波文庫から、新刊の案内があった場合』
②『購入希望図書が市民から出た場合』(これらの条件の中から購入図書を会議で決定する。)
 それならば、まだ購入していない全国の公立図書館等に会員から希望図書を出していただくことが良いのではないか?。そこで私は光明会の会員の人々にお願いをしたい。どうか会員の方々一人一人が、図書の購入を希望してほしい。図書館内の「図書希望申込書」に書けば良いのです。
図書を広めるお願い
方法として
① 本を世間に広めるため、地元の図書館に出向き、『人生の帰趣』の蔵書があるかどうかの確認をする。ない場合、購入希望図書を書く。
② 大学図書館等に購入希望図書依頼をする。(ご子息等を通じてでも良い)
③ 知人・友人、関係に薦める。(アマゾンからも購入可能送料無料。あるいは、町の書店でも購入希望が出来る。)
④ 念仏の会所は本を携帯し希望者に購入の声掛けをする。
⑤ 新聞の広告覧に載せる。(朝日・読売・他)新聞どれでも良い。
まとめ
 もし市町村の図書館で『人生の帰趣』の購入が可能となれば、全国では大変大きな購買数になる。因みに私の友人はまったく光明会に関係なかったが岩波文庫と聞いてすぐに購入してくれた。(街の書店で取り寄せて購入した由。)岩波文庫から光明主義の本が出たことは大変なことである。親戚の者も岩波文庫から『人生の帰趣』が出たと告げるとすぐに購入してくれた。山崎弁栄上人の本が光明会関係以外の出版社から世に出たこと、そして持ち歩きの便利な文庫本であることは大きな躍進である。これを広めることが私達光明会員の使命である気がする。
 これを皮切りにしないと後が続かない。これっきりにしてはいけないと考える。山崎弁栄上人の御教えはそれ程偉大であり、尊いものである。山崎弁栄上人が生涯をもって伝えようとしたこの本を重く受け止め対応せねばならない。ご賛同頂ける方は一人でも多く購入者を見つけ、御自分でも購入者となって頂きたいのです。どうか山崎弁栄上人を世に広く知って頂くためにお願い申し上げます。一人一人が自分は「如来様のおつかい」として広報活動を支援してほしい。山崎弁栄上人、田中木叉上人、藤本浄本上人、山本空外上人、各お上人さま方もお悦びと思う。また、この本の出版を手掛けてくださり、出版目前でお浄土へ帰られた河波定昌上人もこの時をどんなにお待ちになっていたかと、そんな気持で胸が熱くなります。
 出版の切っ掛けをお作りくださった若松英輔先生、藤堂俊英上人、大南龍昇先生、そして岩波書店編集局の鈴木康之さんには本当に感謝の気持ちで一杯です。また、関係者の皆様ありがとうございました。それから他に何かもっと良い購買方法をお知りの方は教えてくださいますようにお願い申し上げます。これが拙い私の思い付きでしたら悪しからずご容赦願います。              合掌