中部支部 平成30年9月

西蓮寺例会

内藤 規利子

例会の日、台風が来るという。どうやって行こうかと思案したけれど台風が逆走したため雨も降らずによかったです。今年の暑さはものすごい!!そんな中で白いサルスベリが元気に咲いていて青紫色のムクゲが今にも咲きそうでした。緑に囲まれた庭に入るとしばし暑さも忘れられました。7月29日は西蓮寺さんのお檀家の有志の方との合同の例会となりました。御法話の一部です。お檀家の方に光明会のことをお話し下さいました。私からお願いして藤堂俊章上人様の編集された弁栄聖者お慈悲のたよりをお読み下さいました。

雨も風も常の天地の働き 一八
 今日はよきお天気と思えば、また翌日は風が吹き出て、風が静かになりたりとすれば、また曇となり雨となる。本当にうるさき世といわばいうものの、その中に娑婆の変化極まりなき趣きがあるのである。この世の中に生存するほどは、この心配が漸くかたついたと思えば、また次に一の心を使わねばならぬことわき出てくる。本当にいつになりたならば、何の心がかりもなき、真にのどかなる心の春になるであろうと、大かたの人は思うのであろうけれども、それは風も雨も曇も暑さ寒さもなき一年中を望むようなもので、無理な要求である。風も雨も暑さ寒さもみな常の天地の働きとして見なければならぬので、ただ人間の都合や勝手のために天地は働きなしているのではない。故に、自分の方から天地の気にかなうようにしてゆかなくてはならぬと存じ候。

 奥様のオルガンで「仏はいつも」「燈炬讃」「四弘誓願」を皆でうたいました。
ここから内藤のことです。
 入院している時、先生が「一万歩歩いて下さいよ」と「えっ病院で一万歩…」その時、五千歩ほどは歩いていましたがこれはえらいこっちゃ…と思いました。その日一万歩になった時、へとへとでした。次の日から早くから歩くことに。廊下で心の中でお念仏…。聖歌も…。一番調子?のよかったのが田中木叉上人様が作られた「水の流れ」でした。 ♬水の流れと人の身は今日はまたこの岸明日はどんな景色をうつすやら、早い瀬も滝もある。でした。「頑張っていますね」看護師さんが声をかけて下さり励みになりました。一万歩10日歩いた日、先生が「よく歩きましたね」と笑顔でほめて下さり退院の許可を下さいました。
 廊下を歩いているといろんな方に出会います。その中の一人ステキな女性と一緒にきれいな夕日を拝みその時はすぐにお別れし次にあっ!あの方だ!と分かり思わず近寄って「ステキな笑顔ですね」と話しかけました。いつも笑うことを心がけているとのこと。「暗い顔をしていると自分も辛いし周りの人も暗くなる」と。重い病気を抱えていらっしゃるのにとてもいい笑顔なのです。暗い顔をしている私に「無理にでも笑うといいですよ。私はもう「来年は無い」と言われたけれど、もう二年以上も生かしてもらっているんですよ」。さすがいつもお会いする御主人もお子さんも穏やかないい顔をしていらっしゃる。お母さんが穏やかにしているとこうなるんだ…。いろいろお話して下さり、いかに笑うということが大事か改めて教えていただきました。私も小康を保っている時は「笑うってとてもいいことなんだってよ。たとえ作り笑いでもいいから笑うと脳がだまされて『笑っている!』っていい作用をしてくれるんだってよ」なんて言って普段は笑っているのに作り笑いもできなくなってしまって。情けない…。普段無口な弟が「プラス思考で生きなきゃ…笑って生きなきゃ…」。と励ましてくれて嬉しかったです。
 とても具合の悪い女の子と同席した折、とっても無口な主人がいきなりその子に「ありがとう!って感謝していると元気になるんだってよ」と。えっこの人知らない人にこのようなこと話すこともあるのかと意外でした。女の子は「お母さんありがとう!」と即言いました。その子が神様のことを言うので次に会った時、私が「神様に感謝して誰にでもありがとう!って言っているといいんだってよ」と言うと「神様信じてありがとう!て言ってみよう」と言い次に会った時、別人のように元気に…。それからもどんどん元気になられてよかったなぁと思いました。いつの日か皆様方がお念仏の御縁に会ってお念仏の道を歩むことができますように…と願いました。この数ヶ月何十年分のいろんなことを思っていました。自分でもあきれるくらいいろんな思いに出会いました。その中のひとつ、力があることだけは自信?があったけれど今ではペットボトルのフタをとるのもむずかしくなってしまって…。他のこともほとんどできなくなってしまった私ですができなくなったことを言ってもどうしようもない。まずは食事もいただける、たまに痛いこともあるけれど痛い所もあまりない、目も見える、耳も聞こえがよくないけれど聞こえる、髪もある。他諸々…。少しでも良いことに感謝していきたいと思っています。頑張ってお念仏お称えしていきたいと思います。

足らぬ自分の力では 
越すに越されぬこの峠
まもるお慈悲のみ力で 
越されぬままに越せてゆく
  田中木叉上人様のお歌