なむとよぶ
子の啼声に
あみだ仏の
恩寵の乳は
ふくめますなり
「親縁」『道詠集』十三頁
〈意訳〉 南無阿弥陀仏と御名を呼ぶ子供の泣き声を、親である仏さまはお聞き下さいます。その声に応じて、仏さまは「霊的に育てよ」と慈しみの御顔を向けながら、恩寵の乳を飲ませて、その成長を願って下さるのです。
著 者 藤堂恭俊
発 行 てるふる
定 価 2,750円(税込)
昭和34年に、弁栄聖者生誕百年記念として出版され、長らく絶版となっていた藤堂恭俊著『弁栄聖者』の改訂増補版(A5サイズ、ハードカバー、約380頁)が「てるふる(為先会)」より復刊。木叉上人著の弁栄上人伝『日本の光』には記されていない史実など、その生涯を伝える貴重な文献の一つ。また著者が本誌に寄稿されたものや著者が遷化の直前に記した手記(詩歌)など「光明随筆」として増補しています。
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